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ホラー小説の映画化作品。原作と比較してみた

こんにちは、ホラー好きのこたつです。

今回は、私が読んだり観たりしたホラー小説の映画化作品について、原作と比較してみたいと思います。

ホラー小説の映画化作品は、原作の雰囲気やストーリーをどれだけ再現できるかが重要ですよね。

では、早速見ていきましょう。

なお、使用している画像はそれぞれの映画のイメージからAIで作成した画像です。

リング

まずは、日本のホラー小説の代表格とも言える「リング」シリーズから。

このシリーズは、呪いのビデオテープを観た人が7日後に死ぬという恐ろしい物語です。

原作は鈴木光司さんが書いた4部作で、1991年から1998年にかけて発表されました。

映画化は、1998年に中田秀夫監督が手掛けた「リング」が最初で、その後も続編やリメイクなどが制作されました。

原作と映画の最大の違いは、呪いのビデオテープの内容です。

原作では、ビデオテープには様々な映像が収録されており、それぞれに意味や暗号が隠されています。

一方、映画では、ビデオテープには不気味な風景や生き物などが断片的に映っており、それらには特に意味や暗号はありません。

この違いは、原作では謎解きや推理が重視されるのに対し、映画では恐怖感や緊迫感が重視されることを表しています。

また、原作と映画では登場人物も異なります。

原作では主人公は浅川和行という記者で、彼の妻である高野玲子も重要な役割を果たします。

一方、映画では主人公は高野玲子という女性記者で、浅川和行は彼女の元夫という設定に変更されています。

この変更は、女性主人公の方が感情移入しやすく、また母親としての愛情も強調できるという理由からだと思われます。

残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋」
次に紹介するのは、「残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋」です。
この小説は、小野不由美さんが書いた第26回山本周五郎賞受賞のホラー小説です。

2016年に映画化されました。この小説は、不動産屋の社員である樹里が、住んではいけない部屋に関する事件に巻き込まれていくという物語です。

住んではいけない部屋とは、過去に何らかの悲惨な出来事が起きた部屋で、そこに住むと不幸になるという噂がある部屋のことです。

原作と映画の違いは、主にストーリーの展開や登場人物の関係です。

原作では、樹里は最初から不動産屋の社員として働いており、住んではいけない部屋の事件に関わっていきます。

一方、映画では、樹里は最初は大学生であり、不動産屋の社員である兄の死をきっかけに住んではいけない部屋の事件に関わっていきます。

この変更は、樹里のキャラクターをより若くして親近感を持たせるという目的があったと思われます。

また、原作と映画では登場人物の関係も異なります。

原作では、樹里は不動産屋の社員である松岡と恋愛関係にありますが、映画では松岡は樹里の兄であり、恋愛関係はありません。

この変更は、恋愛要素よりも家族愛や友情を重視するという方針があったと思われます。

 

「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」
最後に紹介するのは、「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」です。

この小説は、スティーブン・キングさんが書いた1986年発表のホラー小説です。

2017年と2019年に2部作で映画化されました。

この小説は、「それ」と呼ばれる邪悪な存在によって引き起こされる連続児童殺人事件に立ち向かう7人の少年少女たちの物語です。

「それ」は人間の恐怖心を利用して姿を変えることができますが、最もよく現れる姿はピエロです。

原作と映画の違いは、主に時代設定やストーリーの構成です。

原作では、物語は1957年から1985年までの28年間を描いており、少年少女たちの過去と現在が交互に語られます。

一方、映画では、物語は1988年から2016年までの27年間を描いており、少年少女たちの過去と現在が別々の作品として分けられます。

この変更は、時代背景や観客層に合わせるという目的があったと思われます。

また、原作と映画では登場人物やエピソードも異なります。

原作では、7人の少年少女たちはそれぞれに個性的で魅力的なキャラクターですが、映画では彼らの性格や背景が一部変更されています。

例えば、原作ではベンは歴史に詳しい少年ですが、映画ではマイクが歴史に詳しい少年になっています。

また、原作ではビバリーは父親に虐待される少女ですが、映画では父親に性的な暗示をされる少女になっています。

この変更は、キャラクターの役割や関係性を明確にするという目的があったと思われます。

最後に
以上で、私が読んだり観たりしたホラー小説の映画化作品について、原作と比較してみました。

皆さんはどう思いましたか?

ホラー小説の映画化作品は、原作の良さを損なわずに再現するのは難しいと思いますが、それぞれに魅力的な作品だと思います。

もし興味があれば、ぜひ読んだり観たりしてみてくださいね。

それでは、また次回お会いしましょう。